シルバーでゆらゆらと揺れるタイプ
ピアスにまつわるとても悲しかった出来事を話したいと思います。その当時、優等生だったわたしは、ピアスを付ける人は全員ヤンキーだという偏見を持っていました。ですが、彼氏が出来て、その彼氏が大のピアス好きで、日がわりでたくさんのバリエーションのピアスを付けてきていることから、わたしも、彼氏の影響から、ピアス穴を開けました。そのことを彼氏に報告すると、彼氏は、まだ開いたばかりの耳たぶを触って、開いていることを確かめると、分かってるやんみたいな含んだ笑みをしました。顔にはあまり感情を出さないタイプなのですが、その時笑っていたので、相当、嬉しかったんだと思います。
開けたことによって、自分のお気に入りのピアスを毎回交換するというなんとも不思議なルールの中生活することになりました。そこから悲劇は生まれたのです。ある日のこと、彼氏とあいも変わらず交換する際に思ったのが、今日の彼氏のピアスはなんだかいつもより高そうだなということ。ですが、それが数十万もする高いブランド品だということは知りませんでした。何が悲劇かというとそのバカ高い彼氏のピアスを、私はトイレしている最中に落としてしまったのです。落とした時、もう水が流れている状況で、止めようにも間に合いませんでした。結果、ピアスを落としたことで私は彼と別れることになりました。そもそもピアスなんて開けなければと、後悔しています。